生活リズムとファンシーラット


京都府立医科大学 生理学教室 さんのウェブサイトに、こんな記事が掲載されていました。

『 体内時計の老化による健康への影響は睡眠障害に留まらない。アメリカUCLAのBlockらは、老齢ラットを強制的に時差ぼけ状態を繰り返す実験を行ったところ、次々に実験中の老齢ラットが死亡することを報告した(Davidson et al, Curr. Biol. 2006)。若年ラットでは強制的に時差ぼけ状態を繰り返す環境においてもほとんど実験中に死亡する個体は見られない。明暗周期など外界の環境サイクルへの適応は体内時計が担っていることから、体内時計の老化は環境ストレスへの耐性の低下をも、もたらしていると言える。』(京都府立医科大学様のウェブサイト(http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/seiri2/research.html)からの一部引用)



このように、ファンシーラットの生活を見ていると、一見すると「好きな時に寝て、好きな時に起きて、メチャクチャな生活リズムのラットさんたち」というイメージがありますが、実はラットさんたちなりに一定の生活リズムが刻まれているようです。

ですので、飼い主側としても、(少なくとも)極端にラットさんたちの生活リズムを壊すようなこと(例えば、以下のようなこと)は慎むことが大切なんです。

《悪い例》

1)ラットさんのケージのある部屋の電気・灯りを、夜中まで煌々とつけておいてしまう。

2)餌や掃除等の時間を(極端に)不規則にしてしまう。

3)飼い主の不規則な生活リズムをラットさんたちにまで押し付けてしまう(ケージの近くで、不規則な生活リズムで、大きな音でテレビを観たり、騒がしくしたり・・・等)。


京都府立医科大学生理学教室さんの記事によると、特に体内時計の調整機能が劣化してしまっている老齢ラットさんについては十分に気を付けたいところですね!

不規則な生活は飼い主さんご自身の健康にも影響がありますから~(笑)



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