最適な餌 ~ファンシーラットのお食事
ファンシーラットを初めて飼うぞ~!という方々からよくご質問をいただくのが、
「ファンシーラットの餌って、何が一番良いの?」
との点。
生物を飼育する際には、最初に心配になる重要な要素の1つですよね~。
この質問には、多くのファンシーラット・マスター(笑)やベテランの方々がいろいろなご回答をされるのですが、以前は筆者も実際のところ正解が分かりませんでした。
生物飼育に“絶対”はありませんので(人間の健康法と一緒です(笑))、今でも絶対の正解なんて分かりませんが、ファンシーラットをはじめ、いろいろな生物を飼育していく中で、今では1つの(自分なりの)正解にたどりつきました。
《 ファンシーラットさんたちのお食事風景。両手を使ってカジカジと、とても美味しそうに食べますよね~! 》
筆者がたどりついた答え、それは・・・・、
「いろいろアレコレ与えること」。
同じ餌をず~っと食べさせることを前提とした「一番良い餌は何?」という発想自体が間違ってるのだよ~、というわけです(間違ってる!は言い過ぎなんでしょうけど(苦笑))。
さて、デスクワークが多い筆者はちょっとした腰痛持ちでして、以前、「腰痛に一番良い姿勢」というのをいろいろと調べた経験があります。
いろいろな専門家やウェブサイトが「骨盤を真っ直ぐ~」とか「背筋を伸ばして~」とかいろんなことをおっしゃっていたのですが、ある一人の整体師の先生が、非常に興味深いことをおっしゃっておられました。
"どれもこれも、全部、腰痛に良い姿勢ですよ! お尻をずるりと前に出したラッコ座りでも、猫背でも、机の上に足を投げ出すのでも、背筋をピンと伸ばすのでも。重要なのは『ず~っと同じ姿勢をとり続けない。適度に姿勢を変え続ける!』ってことなんです。"
筆者は、この言葉にちょっとした衝撃を受けました。
『骨盤を矯正するザブトン』とか『姿勢を正しくする腰パット』などといった数々の腰痛グッズなどが販売される中で、「特定の姿勢が良いということはない。適度に姿勢を変えていくことが大切なのだ!」というのですから、「私がこれまでやってきたことは何だったのだ~(涙)」というショック(笑)。
確かに、腰の血行促進等を考えても、また「最良と思っていた姿勢が、実は良くない姿勢であったことが、後日の医学で判明した!」とかいうリスクが常に存在することに照らしても、「これこそが本当の正解だ!」と感じました。
そして、これって、人間の食べ物も同じだと思いませんか?
「身体に良いから」と言って同じものばかり食べていたらかえって健康に悪いことは、もはや周知の事実ですよね!
それに、「身体に良い」と言われていた飲食物が、後日の医学の進歩で「むしろ摂取しすぎは身体に悪い」ということが判明した~なんてことも少なくないですよね。
結局のところ、腰痛に良い姿勢も、身体に良い食べ物も、「いろいろアレコレ」が一番無難で、リスクが少なく、そして一番正解に近いものと言わざるを得ないのではないでしょうか。
以上の検討はファンシーラットさんたちのお食事(餌)についても同じです。
そもそもファンシーラットに与えてはいけないもの(ネギとかチョコとか)は別として、それ以外の食べ物については、結局のところ「いろいろアレコレ与えることが正解!」と言わざるを得ないでしょう。
そうすれば、「あのハムスターペレットは、実はファンシーラットの健康に悪影響があることが判明した!」とか「実はビタミン▲▲が必要なのだが、キャットフードにはそれがほとんど含まれていなかった」といった、「後日の獣医学等の進歩で判明する驚きの事実のリスク」も可及的に回避できます。
それに、そもそもファンシーラットは雑食の動物ですから野生でも(改良品種なので野生にはいないかもしれませんが(笑))いろいろアレコレ食べて生活しているでしょうし、人間と一緒で、いろいろアレコレ食べることが健康の秘訣だと言えるでしょう。
そんなわけで、ファンシーラットの餌に迷ったら、
1)飼い主のほうで適度な分量や危険性(ファンシーラットに毒となる食物の回避/塩分過多・糖分過多・脂肪過多の回避等)の判断ができるようになるまでは「人間の食べ物(特に加工品)」は与えない。
2)それ以外については、ハムスターペレットとか、キャットフード・ドッグフードとか、雑穀・ひまわりの種とか、野菜とか、『いろいろアレコレ』与えることを意識する。(例えば、同じキャットフードでも毎回、銘柄を変えてみたりするのも良いと思います♪)
というのがベストだと思います~!
「ペット飼育に絶対はない!」ってことではありますものの、よろしければご参考にしてみてくださいね~!
◇◆◇福岡市ファンシーラット愛好会 FCFRC https://fcfrc.localinfo.jp/ ◇◆◇
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